【書評】「死ぬこと以外かすり傷」という言葉が大嫌いな僕が箕輪さんの本を読んでみた

「死ぬこと以外かすり傷」

どうも、みどりとあお(@midoritoao2357)です。

突然ですが、僕はこの言葉が大嫌いです。

座右の銘が「死ぬこと以外かすり傷」だったり、他人にこの言葉を言う人がいたら真っ先に僕はその人のことを疑ってしまいます。

関連記事:僕は「死ぬこと以外かすり傷」という言葉が死ぬほど嫌いだ。

Twitterで、こんな本を目にしました。

編集者の箕輪厚介さんの新刊、タイトルはなんと「死ぬこと以外かすり傷」。

なぜだかこの本が無性に読みたくなりました。

理由は多分2つ。

1つは箕輪さんと「死ぬこと以外かすり傷」という組み合わせが妙にマッチして違和感がなかったから。

2つ目は表紙。「死ぬこと以外かすり傷」という言葉の重さにお酒(多分)を持っている箕輪さんの笑顔というアンバランスさに惹かれました。

結果、読んで正解でした。

僕は箕輪さんを尊敬しているわけでもないし、本の中でも共感できないところもありましたがそれ含めてもすごく面白かった!

「死ぬこと以外かすり傷」という言葉が嫌いだからという理由で、読まないという選択肢を取らないで良かったと思っています。

こんな人におすすめ

  • 現状になんかモヤモヤしている人
  • 毎日をなんとなく過ごしていて、新しい仕事に踏み出せない社会人
  • すべての出版業界の方々 

編集者・箕輪厚介さん著書「死ぬこと以外かすり傷」の書評

隣で語りかけてくるかのような熱量と中毒性

この本は箕輪さんの編集者になってからのすべてが書かれた自伝でもあります。全てがさらけだされています。

読んでいると「ウダウダ言うなとにかく動け」と箕輪さんが隣で話しかけてくるような錯覚に陥る。

それくらいの熱量がこの本には詰まっているんだと思います。その熱量に押されて2時間ほどで一気に読んで、今こうして書評を書いています。

普通こういう本って一度読んだら満足してしまうのがほとんどですが、この本は違う。

この本には謎の中毒性がある。箕輪さんの熱量に感化されて背中を押してもらおうと何度も読み返してしまう。

誇張なしにこの本に箕輪さんが住んでいる気がします。嘘だと思ったら、ぜひ読んでみてほしい。

実は単純で本質的な内容

箕輪さんの狂ったような生き方を見ていると、世界が違う人、とても自分には真似できないと思ってしまいます。

でもこの本を読むと、やっていることは実は単純明快で本質的な話が多くとても参考になりました。

例えば働き方の話ですが、

箕輪さんは現在幻冬舎の社員として働いていますが、副業で本業の20倍以上の金額を稼いでいるそうです。

ではなぜやめないのか?

それは会社員はノーリスクでギャンブルできるからだそうです。

成功するかもわからないビジネスに会社のお金を張れる。そもそもデスク・会議室タダ。経費はすべて会社持ち。最悪失敗しても会社が大損するだけで自分はクビになるだけ。成功したら自分の実績として、アピールできる。

会社のインフラ・人・信頼を会社員はすべて使えることができます。

とても合理的な判断だし、明日からこのマインドで仕事ができれば今までと違った自分に成長できるはずです。

なので一見再現性のないように思える箕輪さんの考え方や働き方は読んでみると、すごく本質的で参考になる内容だと思いました。

夢中になれたヤツが最強

「努力は夢中に勝てない」

この本を読むと本当にその通りだと思います。

傍目から見て狂気とさえ思う箕輪さんの仕事量、本人は好きでやっている。自分勝てるはずがない。夢中になれたヤツが最強だ。

じゃあ僕みたいな夢中になれるものを見つけられない人は、どうすればよいのか。

行動するしかない。

「人生を賭けるほど夢中になれるものを見つけることは簡単ではない」

「ごちゃこちゃ言う前にとにかく動け。」

「今ほど挑戦する人が楽しい時代はない」

本の中の言葉一つ一つが自分に突き刺さりました。

まとめ

死ぬこと以外かすり傷

  • 隣で語りかけてくるような熱量の詰まった本
  • なんども読み返したくなる謎の中毒性
  • 意外と本質的で参考になる内容
  • すぐ行動に起こそうとやる気をもらえる一冊

現状にモヤモヤしている人の背中を押してくれる一冊です。

2時間くらいで一気読みできたので、ぜひ一度読んでみてください!

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