僕は「死ぬこと以外かすり傷」という言葉が死ぬほど嫌いだ。

どうも、みどりとあお(@midoritoao2357)です。

「死ぬこと以外かすり傷」

最近この言葉を色んな所で見たり、聞いたりするようになった気がします。

タイトルにある通り、僕は「死ぬこと以外かすり傷」という言葉が嫌いです。大嫌いです。死ぬほど嫌いです。

座右の銘が「死ぬこと以外かすり傷」とか他人にこの言葉を言う人がいたら、真っ先にその人のことを疑います。

言いたいことはわかるし、キャッチーな言葉だから使いたくなるのも頷けるんですが、

この言葉にすごく違和感を感じてしまうんです。

「死ぬこと以外かすり傷」、そんな訳がない

死ぬこと以外かすり傷ならば、

うつ病になること、事故で下半身不随になること、失明して目が見えなくなること、多額の借金を抱えること、親友に裏切られること、

これらもみんな全てかすり傷になります。

ほんとに?

死ぬことに比べれば、全てかすり傷なのでしょうか?

僕はとてもそうとは思えないし、死ぬこと以外かすり傷と言えてしまう人は一体どんな人生を歩んできたのかと思ってしまいます。

人生に対して絶望を経験した人間は「死ぬこと以外かすり傷」なんか言わないはず、言えないはず

日本の自殺者は1年間で2万人以上いると言われています。

いじめ、家庭環境の問題、破産、過労、男女間のもつれなど理由は色々ありますがそんなニュースを見るたびに、

「なんで自殺という選択肢を取ってしまったのか、生きてさえいればいくらでも変えられるのに」と

みんな思うはずです。僕もそう思います。

でも当事者にとってはその時、生きることは死ぬことより辛いんだと思います。

人生に絶望してどうすればよいかわからない。助けてくれる人もいない、声も上げられない。心の余裕がない。

こんな辛い人生より死んだ方がマシだと本気で思うのでしょう。

仮に人生に絶望した状況からなんとか抜け出して今を生きる人がいたなら過去を振り返って、果たして「死ぬこと以外かすり傷」などと言えるものでしょうか。

僕は絶対言えないと思います。本当に人生に絶望した人は「死ぬこと以外かすり傷」などと言えないはずです。

「死ぬこと以外かすり傷」とは自分を奮い立たせるためにある言葉だと思う

「うつ病になって良かった」
「大怪我をして良かった」
「目が見えなくなって良かった」

このように自分の辛い経験をポジティブに発言する方がいます。

この発言は嘘ではなく本心だと思いますが、自分に言い聞かせている言葉です。

もがき苦しみ尽くして最終的にその出来事を肯定的に受け取れる余裕が出来て、自分の人生をポジティブに捉えようとしているのです。

「死ぬこと以外かすり傷」もそういう言葉だと思います。

本当に死ぬかと思うような経験をしたもしくはしているけど、「生きてさえいれば何度でもやり直せる」と自分を奮い立たせる言葉なはずです。

決して他人に向けて言う言葉ではないと思います。他人に発した瞬間その言葉は狂気に変わります。

人生生きてるだけで致命傷なんだから、まずは自分を大事にしようよ!

「死ぬこと以外はかすり傷」の反対語は「生きてるだけで致命傷」らしいです。笑

確かに人生なんて生きてるだけでも色々あって大変ですよね。メンタル弱いと中々辛いです。

人生なんて生きているだけで致命傷なんだから、まずは自分を大事に生きましょうよ!極力傷つかないで生きていきましょうよ!

他人に死ぬこと以外はかすり傷とか言わないで、「生きてるだけで致命傷なんだからまずは自分を大切にね」とか言えたらいいですね。

そんな感じで今回はここまで!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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