【書評】15歳が書いた教育論。「ぼくのかんがえたさいきょうのきょういく」

どうも、みどりとあお(@midoritoao2357)です。

以前、クラウドファウンディングで高校の学費を調達した15歳の高木俊輔さんを紹介しました。

その彼が今度は電子書籍を出版しました。

その名もぼくがかんがえたさいきょうのきょういく

こんな人におすすめ
・教育に関わる全ての人
・学生を子どもに持つ親
・学生
 

彼の中学生まで学校生活を送る中で肌で感じた経験から生まれた教育論。

現役の学生が書籍化した教育論は恐らく初めてではないでしょうか。

教育関係者や学生を子どもに持つ親は必見ですよ!

今ならKindle Unlimitedに入っている人なら無料で読めます!

高木さんを知らないという人はこちら↓

高校の学費をクラウドファンディングで調達した15歳高木俊輔さんに未来しか感じない

「ぼくのかんがえたさいきょうのきょういく」の書評・感想

剥き出しの熱量がダイレクトに伝わってくる最高にエモい作品

読んでまず最初に感じたことは、文章の熱量がダイレクトに伝わってくるということ。

この本の文字数がおよそ1万字なのですが、一気に書き上げたのではと思ってしまいます。

それくらい文章に勢いがあるのです。

1万字なので30分もかからず読めてしまった。というか気づいたら、読み終えてた!

10代の熱量が剥き出しになった最高にエモい本ですよ!

15歳が書いたって言っても、実際は大人がほとんど書いてるんでしょ?

中にはこんな事を思う人もいるかもしれない。むしろそれが普通だと思います。

そういう人は彼の書いたnoteを一度読んでみてほしい。

たかーぎ|note

これで彼が書いているというのが納得いくと思います。

本当にこれを15歳が書いていると思うと恐ろしい。。。

義務教育の環境が子どもに与える影響は思っているよりずっと大きい

この本を読むまで、高木さんは特別な人間だと思っていました。

でもこの本を読み終わった後、環境が彼を育てた部分がかなり大きいと感じるようになりました。

この本は、教育論であると同時になぜ彼がこう考えるようになったのか自身のこれまでの経験をまとめた自伝でもあります。

彼の小中学校では文科省に指定された「いまとみらい科」という珍しい授業がありました。

自分達で0から企画して実行する力、積極性を養う授業です。

高木さんはその授業を使い、自分たちで文化祭を作ってスポンサーを付けたりしています。

中学生の僕が文化祭にスポンサーを付けた話

本書でも「たまたま通った学校が変な授業をやっていたから、変な力が身についた」と記しています。

もちろん誰もが真似できることではなく、彼の飛び抜けた行動力によるものが大きいと思います。

しかしそれでも環境がその人にもたらす影響の大きさを改めて感じました。

子どもを持つ親にこそ読んでほしい、子どもに読ませてほしい

高木さんは教育関係者に読んでほしいと言っていましたが、

僕は学生を持つ親、学生こそ読んでほしいと思います。

この本の中で一番印象的だった言葉があります。

『文化的な選択肢に気づくことすらできない』のが問題なんだ。

  • わからないコトがあればとりあえずググる。
  • Twitterを使って自分の興味があることを情報収集する。
  • 月1000円払えばKindle Unlimitedで好きなだけ本が読める。

など、そもそも方法を知らなくて機会損失しているという話。

学生時代を思い返してみると、僕ももっと早くに知っていたらと思うことは山程ありました。

この本は電子書籍なので、普通の学生は出会うことがないと思います。

なので学生を持つ親の方はぜひ読んで、子どもにも見せてほしい。

まとめ

ぼくがかんがえたさいきょうのきょういく」まとめ

  • 学校生活を送る中で肌で感じた経験から生まれた教育論
  • 剥き出しの熱量がダイレクトに伝わってくる最高にエモい作品
  • 教育関係者や学生を子どもに持つ親は必見

30分以内でサクッと読めます。Kindle Unlimitedに入っている人なら無料なので是非読んでほしい作品でした。

それでは、この辺で!